TOWN CURATION
2019.03.26 11:16 writer yaguchi矢口です。
建築やインテリアがお好きな方は沢山いらっしゃる。
私もその一人で、その手の雑誌を眺めるのが好きで、またどこに行くにつけても古きも新しきも含めて思わず目に留まるのが建築やインテリア、そして家具や調度品、その姿や時を重ねた様子が堪らない。
写真の椅子はお店にあるアアルトの1950年代の椅子、70年間使い込まれたダメージ具合やニスやコーティングと相まってあめ色に日焼けした木の色合いがとても良い景色、見惚れます。
そんな私にとびきり嬉しいお話が舞い込んだ。
それは、東御市のヴィンテージ家具販売&リペアのお店「Ph.D.|フッド」を営む荒井さんと、伊那市・駒ヶ根市・中川村を拠点に建築設計、コーヒースタンド、そしてヴィンテージ家具店を営む「FIELD WORK|フィールドワーク」の近藤さんの松本市での企画「TOWN CURATION 松本」(4/27-5/31)にて当店も参加店にとお声を掛けてくださった事です。
「TOWN CURATION 松本」は、GW、工芸の五月、クラフトフェアと言う松本市に沢山の方が行きかうグリーンシーズン4/27-5/31の期間、松本市の何店舗かを使って、それぞれの所有されているヴィンテージの家具で店頭をスタイリングすると言う企画。
家具・インテリア好きの方がそれぞれのお店を歩き、訪ね、インテリアコーディネートとそのお店を楽しんでもらう事が主たる目的であります。
先日、荒井さんと近藤さんが当店にお越しくださり、第一回目のお打ち合わせをさせて頂きました。
そこではスタイリングしていただく店内の場所とイメージのすり合わせをし、私の希望も含め当店のテーマが概ね決まったと言う段階。
テーマのひとつが、フィンランド家具の第一人者である山梨県の「SNORK|スノーク」さんとご一緒に東京でも企画展を行い成功させた、こちらもフィンランド家具のマイスター「Ph.D.|フッド」の荒井さんに当店の一角をフィンランドヴィンテージでスタイリングしていただく事。
現在、日本中をアルヴァ・アアルトの展示会が巡回し話題となっておりますが、荒井さんが所有するマニア垂涎の希少なピースが当店に並ぶ事を想像しますと私もワクワク。
もう一つのテーマは、「FIELD WORK|フィールドワーク」の近藤さんが所有されるフランスを中心としたヨーロッパ諸国のヴィンテージ家具でスタイリングすること。
現在、国立西洋美術館で開催中の「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」展のスイス出身、フランスの建築家ル・コルビジェにも注目が集まり、そして現在の家具の世界で注目度ナンバーワンといっても過言ではないピエール・ジャンヌレやピエール・ガーリッシュなどのフランスミッドセンチュリー家具。
ファッションの分野でもフランス家具でお店を表現されるデザイナーが後を絶たない今、それらの時代のヨーロッパ家具で当店の一角をスタイリングしていただけるのは私もワクワク。
1ヵ月後スタートの”TOWN CURATION 松本”、当店を初め松本の各お店がどの様な世界観に包まれるのか!?その詳細は後日ご報告させていただきたいと存じます。
そして私もお二人が当店店頭をどの様に飾ってくださるのか?今から楽しみ!!
家具インテリア好きの方は元より、そうでない皆さまも含めて味わい深いヴィンテージ家具の世界に触れられる絶好の機会。
是非楽しみにお待ち頂き、ご覧頂きたいと存じます。