明鏡止水
2021.08.23 09:37 writer yaguchi矢口です。
明鏡止水。
邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。
立て続け、「THE FIRST TAKE」にASIAN KUNG-FU GENERATIONとCHEMISTRYが出演され、私に懐かしク嬉しい歌を聞かせて下さった。
アジカンは後藤正文さん始めメンバー方々は43・44歳、ケミストリーのお二方も42歳とまもなく48歳の私からして同世代、あの時あの時代を思い返せる記憶に残る名曲を歌ったアーティスト。
あの時あの時代がそうさせていたのだと言う要素もあれば、若き尖りが抜け丸みを纏った年齢からと言う要素もあるのでしょう、両アーティストさんとも懐かしいあの曲を、当時と違ったガナリること無く穏やかに歌い上げてくれた様に思う、心地良い。
明鏡止水。
私など全く出来ていなく恐縮ですが、まもなく足を踏み入れる50代は邪念が抜け、澄み切って落ち着いた心で仕事に打ち込みたいと言う願望が懐かし良きアーティストさんの歌声をお聴きして胸に去来いたしました。
音楽もファッションも、自身の佇まいも、肩の力みの抜けた自然体から放たれるキレのある直球的な、カッコイイですよね、理想、50代はかく成れる年齢かもと自身に期待します。
スタイリング。
アジカンメンバーのスタイリングは、総じてインパクトは無いけれど、今っぽさを入れ込んだ力みの無い仕上がりで共感を持つ、私がスタイリングするであろう同年代の方のイメージに近く頷く気持ち、私であらば後藤さん以外のメンバーさんももう少しだけ演出したい気持ちも同時に抱きましたが。
ケミストリーのお二人のスタイリングはちょっとだけハシャギ過ぎかとも。
若き時、カジュアルなスタイリング印象のアジカンにはほど良く綺麗さを纏わせスタイリングに対して、モードとストリートの対比が印象的なケミストリーはその印象を残しつつも落ち着いた雰囲気に、でもお二人のロング丈アイテムがどこか野暮ったさ感じました。
仕事柄、演者さんのスタイリングには目が行きます、時代性とご年齢と方々の系譜を加味したパーソナルに思いを寄せたスタイリングを意識しながら。
もう一つ意識するのはサムネイル写真。
40代であればこの写真の様にツルツル美肌と言う訳にはたとえメイクをしていても難しい、それでもこちらの写真、自然さは残しつつもシワやシミなど抑え肌感が穏やか綺麗に仕上がっている、プロのフォトショ技、お見事。
兎にも角にも、「THE FIRST TAKE」に同世代のアーティストさん出演は嬉しいですね。
さて、今週はコロナ禍で直接拝見できていない各ブランド様の2022SSコレクション資料が沢山届いておりますので、集中の発注をいたします。
定休日水曜日には2回目のワクチン接種が予定されておりますので、木曜日金曜日”もし”の健康状態不調も想定したハンドリングを心掛けて。