矢口です。
9月、日本年金機構から誕生月に送られる「ねんきん定期便」が届いており、先の定休日に目を通した。
私は、20代に会社勤めをしていた8年間の厚生年金と、20歳から支払っている基礎年金である国民年金を48歳の今日まで払ってきているし、これからも支払える能力がある限りは60歳まで払う心積もり。
それは国システムの礎である社会保障のひとつであることと、個人事業主として年金を払っていないと得られない事案が時折りあること、そして、引退老後の生活を支えてくれるひとつの収入源になってくれるであろうという目下の期待もある。
でも、少子高齢化が進む日本国において、国が運営する年金の捉え方は識者により安心と不安の両論が交錯し正直不透明。
ベーシックインカムや自民総裁選候補の河野さんが説いた税金投入ロジックなど、日本の生活保障・老後支援制度維持のための新しい施策への移行などが起こればこれまで徴収されてきた年金額はどうなるのか??不明確な部分はあります。
48歳の私、「ねんきん定期便」よれば実際これまで○00万なにがし円(内、国民年金○00万円、厚生年金○00万円)をお国制度にお支払いしてきた事となり、これからあと12年あれば240万なにがし円(現在月16,600円)を引き落とされることになる。
もらえるもらえないと言う話ではなく年金に対しては様々な考え方があることを識者説明から見聞きする、でも、取られっぱなし前提の税金とは違う感覚で引き落としをされておりますので、自分の老後に少なからず力を貸してくれる前払い金であってくれることは本音として望むところです。
そんな48歳の誕生月に届いた「ねんきん定期便」をもとに、日本年金機構さんに私が不明確だったこと数項目を電話で尋ねてみた。
そしたらば、非常に丁寧に現在時点の制度内容、来年の法改正による制度内容を電話口の担当者さまがご返答くださいました、とても熱心に分かり易く。
ただ、そのご返答の中でとても残念なことがひとつあった。
それは、私たち自営業者加入の基礎年金である国民年金の制度の中での一つのルール。
それは、今は健康バリバリの私ですが、万が一65歳までに他界してしまった時には遺族年金が無いこと(※現行法でも18歳以下の子供がいる際には国民年金でも遺族年金支給が設定されております)。
厚生年金制度には残された配偶者に何割かの厚生遺族年金が支給される制度があり、残された家族の条件に即して幾分か支給される(私も、8年間属した厚生年金支払額の範疇で遺族年金はいただける)。
しかし、今更ながらの理解・認識した話でお恥ずかしいのですが、”基礎”である国民年金では65歳までに万が一亡くなってしまったらば20歳から60歳まで累計○00万円払うであろう年金額が100%の掛け捨てとなる、まさにただの個人型老齢老後保険。
国民年金では家族にお金を残せないのか・・・ショック・・・これを聞いてなんとも切なくなった・・・
現在月16,600円の国民年金(きっとこれからも月額は値上がりを続けるのだろうけれど)、60歳までの12年間払い続けたらば最低でも240万円、これを家族のために手元資金として残した方が良いのではないのか?一瞬払いたくなくなったのは正直な心境・・・
「改善されないかなぁ~」
基礎年金の本質的考え方がありましたり、個人事業主用では年金基金や民間企業の個人年金、iDeCoの活用など国はリカバリー策を様々用意してくださってはおりますが、現制度下においてもきっちり20歳から払い続けた基礎年金総額○00万円の一部でも、夫であり父親である私に万が一があった際は、妻が年金をもらえる年齢になるまでは少しでも足しになってくれるようなるルールに改正してもらいたいものだと自分勝手、(ただでさえ厳しそうな年金制度、先ず改善は期待できないけれども)そう思った。
現制度下、国民年金支払い義務はあと12年。
とは言え、これからも支払える能力がある限りは60歳まで払いきる心積もりです。
10月の始まり。
コロナ禍の様々な宣言が解除され色々と動きが戻って来そうな今月ですね。
感染対策は怠らず、日本全国で秋の心地良き日を楽しめる10月となりますように。
本格的な秋到来、アナザーラウンジも準備万端皆さまのご来店を心よりお待ちしております。