JOURNAL

YANTOR GALLARY SHOP

2022.06.05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

YANTOR

あらゆる地域にはその地特有の文化がある
着ている衣服は文化や生活を身体に投影し、私たちにその人を想像させる
服を着るという行為はおそらく多くの人にとって日々の習慣であり、他者の干渉のない日常的行為であろう
私たちは服を着せるという行為によりその日常の一部を共有し、直接的なコミュニケーションを試みる
相手の五感に訴えかけながら衣服はその空間に溶け込んでいき、やがて生活の一部となった風景が現れる
衣服を着るという行為によりその日常の一部を共有し、日常的行為はシチュエーションによって姿を変え、
一人一人の人間の存在を引き立て、美しさを映し出す
衣服を着せるというコミュニケーションによりそこにいる人との繋がりが生まれ、
その時・その場を共有することができる

 

矢口です。

 

YANTOR は、2008年に坂倉弘祐氏と、吉田賢介氏の2人が武蔵野美術大学卒業後に立ち上げたレーベル。

布を纏うというところを意識し、体から離して落ち感の分量感だけ計算し、形を作り重力で形が完成する。

 

伝統的オリエンタル柄から着想されたオリジナル柄や、インド伝統の糸作り・生地作りを表現のスタート地点とし、作りの確かさ・緻密さから発生する世界観の深さを楽しめるモノづくりに私は魅了されています。

そして、舞踏家など現代アーティストや写真家とのコラボレーションをはじめ、ファッションと伝統的ものづくりをクローズアップした映像作品の発信など幅広い活動にも尊敬の念を抱くお二人です。

 

そんなYANTOR が原宿の裏路地に「YANTOR GALLARY SHOP」を始動させる。

先の出張にて公開前の空間へ、デザイナー坂倉さんと吉田さんを訪ねた。

 

このスペースで出会えるのは、過去のアーカイヴとお二人の現在地点。

”布を纏う”という着想の真髄である作り込まれた柄と無地の拘りにファブリックで形作られた服。

そして、丁寧に作られたものづくりの美しさの物語を、視覚・聴覚から心にインプットできる映像世界。

静謐な空間がそこにはありました。

 

「YANTOR GALLARY SHOP」、都内にもに自由自在に行き来できるであろうこれから、覗いてみられてください。

 

何年も年々も着用し、未来のヴィンテージになる服。

当店、これからも大切に、デザイナー坂倉さんと吉田さんのクリエイティブをお客様にお届けさせていただきます。