JOURNAL

余韻

2022.06.23

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

昨日は、安曇野市近代美術館で開催されている「土門拳」のコレクション展を観て参りました。

 

凄まじい。

 

大戦に向かう若き兵士たち、戦争時代たくましい街の子供達、リアリティ迫る著名人のポートレート、美しい古寺巡礼・・・

肌を突き刺し、脳天を貫かれる感覚、写真の力を魅せつけられた。

私の撮る”カメラ任せのちょっと綺麗な写真”が語ることなどない、”写真の真髄とは何ぞや”を。

 

嗚呼、土門拳。

 

私が生まれる前の昭和という時代の物語。

残りわずかな会期ですが、もう一度拝見したい衝動。

 

激しい雨が降り続いた昨日の午後。

照度低いモノクロームの休日午後、土門拳展の余韻に浸り過ごした。