矢口です。
昨日は、安曇野市近代美術館で開催されている「土門拳」のコレクション展を観て参りました。
凄まじい。
大戦に向かう若き兵士たち、戦争時代たくましい街の子供達、リアリティ迫る著名人のポートレート、美しい古寺巡礼・・・
肌を突き刺し、脳天を貫かれる感覚、写真の力を魅せつけられた。
私の撮る”カメラ任せのちょっと綺麗な写真”が語ることなどない、”写真の真髄とは何ぞや”を。
嗚呼、土門拳。
私が生まれる前の昭和という時代の物語。
残りわずかな会期ですが、もう一度拝見したい衝動。
激しい雨が降り続いた昨日の午後。
照度低いモノクロームの休日午後、土門拳展の余韻に浸り過ごした。