JOURNAL

ATON

2022.08.06

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

昨日に引き続き展示会レポート、本日は「ATON」2023SS。

 

「ATON」はデザイナー久崎康晴さんによる、「ここにしかないもの」をコンセプトに掲げ2016年にスタートした日本のメンズ&レディースブランド。

ブランド名「ATON|エイトン」の由来は、A to N、“あ”から“ん”まで、原材料から仕上がりにいたるまで、生産者との密なコミュニケーションをとり、きちんと生産背景を理解した上でものづくりをしたい、という想いが込められている。

 

着心地が良いのキチンとしている、カチッとしているのに軽いという、フォルムとコンフォートの妙技。

素材本来の特徴を最大限に生かす工夫や、経験に裏付けされた妥協のないものづくりが「ATON」です。

またシンプルでスタンダードなデザインが多いエイトンの洋服は、着用したときのシルエットが美しいのが特徴。

徹底的な研究で素材の特質・魅力をよく理解したうえで、デザインにおとしこまれており、着心地と着姿の両軸をきちんと考えているため、美しいだけでなく、ストレスフリーな着心地も実現されており、素材にはこだわりを持ち、良質なものを使用。

男女問わずAttitudeのある人に、それぞれのスタイルで着こなしを楽しんでいただけるクロスカテゴリーなラインナップで、これまでの”STANDARD” という概念をアップグレードする可能性を追求しているブランドです。

 

店主である私のファッションにおける趣味嗜好はシンプル・イズ・ベスト。

レイヤーリングを楽しんだり、力強くインパクトのあるアイテムを楽しんだり、ファッションの楽しみ方は千差万別ですが、私の意識は”シンプルなスタイリングだけれど着ている方の雰囲気が引き立つ”というキーワードに終着する。

ですので、このキーワードこそが当店の有り様。

そして、私のこの思いを具現化してくださる服づくりが圧倒的に「ATON」で、ファブリックの質感、見栄えの美しさ、縫製の美しさ、ディテールの美しさが着用した際の空気感の高さを生み出してくれる、当店にもご愛用くださるお客様も多々、とても好きなブランド様です。

 

展示会場には、同ブランドの代名詞でもあるスヴィンコットンで仕立てたナチュラルダイ=天然染料で染められたパーカーのインスタレーションも行われていて、製作工程の面白さをバイヤーさんたちに伝えてくださる。

また、デザイナー久崎さんのお人柄も嬉しく、コロナ禍で2年ほどご無沙汰してしまった私に、気持ち良くお話しくださり、丁寧に説明してくださり、益々「ATON」ブランドへの信頼が深まる。

そして2023SSコレクションも、春夏に活躍するライトウェイトアウター、シャツ、Tシャツ、パンツ・・・素材の良さは言うまでもなく、落ち着いたとても美しい色合いでリリースしてくださり、来春夏に向けての大きな安堵感を抱いた次第です。

 

2022SSまでは、当店のセレクトはメンズ中心でありましたが、この秋シーズン、2022-23AWからはレディースアイテムもしっかりとセレクトしております。

そして引き続き、2023SSも当店店頭でメンズ&レディースしっかりとお伝え出来るようこの週末メーカー様にオーダーをさせていただく腹づもりです。

 

そんな「ATON」の服、皆様是非一度お試しくださいませ。

着る喜びを感じる心地の良い服でございます。