JOURNAL

Rakuten Fashion Week TOKYO

2022.08.30

 

矢口です。

 

「Rakuten Fashion Week TOKYO」、開催中。

 

お店を始めて19年、以下はあくまで私の意識。

パリコレをはじめ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京各コレクション、意識強くチェックしていた時期は懐かしい。

 

それは、ネットでなんでもチェック出来る時代になるちょっと前までの時期、雑誌GAP PRESSやWWDなどコレクション誌を購読し最新の海外コレクションや東コレを羨望の気持ちを持ちじっくり見ていた。

きっとあの時は、アパレルブランド発信の場として確かな格式を維持し、最先端であるが故の市場への浸透力・影響力も多大であったのは間違いない。

そして、雑誌”東コレ”号に関しては、ランウェイはしていないけれど記者注目の気鋭ブランドさんのルックも掲載されていて、間違いなく私の新規お取り扱いブランド様を探す一つの大切な場となっておりました。

 

その後、ネットでコレクション情報がすぐに見れるようになり、今に続く。

それと同時に、コレクションでランウェイを行うことなく、ブランド様がネットで自社発信を出来る時代となった。

この辺をスタート地点に、ランウェイでないプレゼンテーションも増えてきたりと、コレクションに参加し発表する大きなアドバンテージが少しづつ少しづつ薄まってきたのかもしれない。

 

また、年齢と趣味性と世相変化の相関関係から、自身がお店のあるべき姿を総合的に噛み砕き今の当店となっているのですが、複雑にデザインされた服への嗜好よりも、仄かなアクセントを纏ったくらいのデザインと、作り良く・着心地良い服をセレクトするに至っている。

この感覚の幅は世相変化で右へ左へ私の感覚の許容範囲内で動くことはありますが、こんな意味合いからもランウェイ映えするデザインアイテムが必要とされるコレクションブランド様と接する感覚は変わってきています。

 

でも、ここ数年コロナ禍の為にリアルランウェイではなく、パリコレをはじめ動画映像によるランウェイが行われてきましたが、お世話になっている「White Mountaineering」のクリエイティビリティビシバシ感じるコレクション動画をはじめ、映像で表現されるブランドの世界観を拝見することはとても興味深く、「Rakuten Fashion Week TOKYO」のランウェイも一つ一つのブランド様の動画をチェックするのはやっぱり興味深い。

 

すっかり東コレ会場でコレクションをライブで拝見する機会は無くなりましたが、デザイナーさんをはじめランウェイを作り上げている方々はプロフェッショナル。

日本アパレル産業の華やかしい表現の場である東京コレクションが持続し、盛り上がり魅せてくれるのか?

随分外野となっている私ですが、やっぱり気に掛かかるという気持ちで今投稿の文末に着地した。