JOURNAL

見つめ直す私の思考と行動

2022.09.05

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

1 その時その時の、漠然・仄かに浮かび上がる心内にある好きを選び前に進む。

2 自ら選び進んだ場、その時その時に置かれた環境で、懸命に励む。

3 受動的な動き方ではなく、自ら考え能動的に励む、思考・工夫のリズム。

4 効果を感じた行動についてはルーティンとし、その数を増やしながら精度を高め継続する。

5 情熱を込め懸命に、丁寧に取り組み、何年も何年も直向きに継続する。

6 思い通りに進めない状況に当たっても、直向きに継続する。

7 上述の内容を継続すると、いつしか深く好きになって、上手くなる。

 

私は、ビジネス書やマインドセット本を読まない。

厳密に言えば、49年の人生で僅かには読んできたかもしれないけれど、強く意識して読んだことはない。

随筆的な本は読むけれど、あとは趣味や歴史、自然や科学的な本が好き。

結果として、これが私のこれまでの人生に幸いしたのか、はたまた私の伸び代を生かせなかったのかは分かりませんが、自分としてはあまり気に留めていない。

 

時折、私の経験からの思考をお店で若きお客様にお伝えすることがあります、あくまで私レベルの他愛もない考え方で恐縮でございますが。

その内容は上記した7つのセンテンスに完結させれるだろうと思いまとめた。

振り返るとこれは小学校時代からの私の行動パターン、自らなんとなく興味を持ち、親に頼み空手を始めた時のことからか。

そして今、お店を営み、大きなやり甲斐を抱き、毎日お店に出勤することが誇張なしに嬉しい気持ちで取り組めている。

 

先に他界された稲盛和夫さんが、私の内なる思いから来たこのセンテンスを含んださらなる高みからのご見識を書籍にまとめられている事を何年か前に知り、拝見した。

その内容が、ビジネス書を読まない私の興味に響いたくらい、テクニックではない心の持ち方でまとめられていたから。

「知・才能がある方がこれを高次元で実践されたならば、大きな成果を出されるんだなぁ〜」

「知・才能微塵である私であっても、この思考性で時間を重ねれば、小規模ながらもやり甲斐を抱ける仕事に出会えた」、その時こんな気持ちになったなと稲盛さんの訃報をお聞きし思い返した。

 

力量や器の大小は人それぞれあれど、「考え・選び・励み・乗り越え・考え・選び・励む」この繰り返しの先にはきっと何かしらの結果が伴ってくるのだろう。

そして、至極当たり前過ぎるこのセンテンスだけれど、この当たり前を直向きに継続できるかどうかとなるとそれが難しく、だからこそ継続できた方の心掛けには貴重さがある。

 

「見つめ直す私の思考と行動」

 

効率的な仕事の仕方、仕事とプライベートとのワークライフバランスと言う発想からは真逆、ほんと太古の精神論である。

そして、仕事時間とそれ以外の時間を巧みにコントロールされてつつ、良き結果を出されている方は無数におられると思う。

ですが、偶然か?必然か?今自分の仕事にやり甲斐を抱き向き合えている私としては、少なくともこのセンテンスを自分の心掛けの根幹としいつしか無意識に実践を続けられたのであれば、人が羨む大きな成功ではなくとも、その方等身大の充実した在り方に辿り着けるものなのかもしれない、改めて考え、見つめ直した。

ただ単に、小心な負けず嫌いって偏った私の性格がこの思考・行動に向いていて、社会と戦う手法としてここまでの結果論取ってきたただけかもしれませんが^^

 

若かりし頃は、くっきりはっきりとした好きを見つけられなくとも、自分の仄かな好きを感じとり、正解だと信じ進む。

センスやテクニック、効率を過度に美化せず、非効率でも実直な心掛けを持って目の前にあることに懸命に取り組む思考と行動の繰り返し。

特に、学生さんや20代の方には大切にして欲しいなぁ〜っと。

 

本日の投稿、自らの心持ちを自答してみた投稿、随分と高慢な文章となってしまい大変失礼いたしました。

未だ利己で形作られている私、稲盛和夫さんが説かれる「利他の心」はいつになったら芽生えてくるものなのだろうか。