帝王、CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
2023.03.23
矢口です。
標準レンズの帝王と呼ばれた「CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4」。
私がフイルム一眼レフカメラ初めましての際に購入し、一度も手放すことなく30年ほど所持しているレンズ。
いつもは防湿庫でお休みいただいている帝王ですが、昨日の定休日、久しぶりにα7RⅣにつけて一本勝負でブラブラ。
さすがに古いレンズ、最新高画素のミラーレスに付けても、絞り開放では解像度など微塵も感じられず。
光が強く当たる場所に盛大な色収差、フリンジを抱く。
絞りこめばシャープさもやや感じられますがゆるゆるぼやぼやの像、とても褒められたものではない。
普段使っているの最新設計のAPO-LANTHAR 50mm F2、写りの差は歴然。
でも、思い入れと言う感傷を抱き、一生手元に置いて添い遂げたいお付き合い存在。
もう一本所持する思い入れあるフィルム時代の銘玉Planar T*85mm F1.4と共に、稀に飛び出す柔らかく味わいある絵、いわゆるエモい写真に下心を抱き、時々ご出陣願わねばと思った休日スナップでございました。