JOURNAL

気がついたら長年の愛用品

2023.03.28

 

 

 

 

矢口です。

 

明日の定休日は軽井沢へ、陶芸家岡野里香さんのアトリエに伺い買い付けをして参ります。

 

国内ギャラリーさんのみならず、海外ギャラリーさんからのオファーがかなり多くなってきている岡野さん。

SNSで拝見させていただく昨今は、アート&オブジェクトの印象を強く感じられる作品が多い、アーティスト。

 

明日はどんな作品に出会えるのでしょうか?

半年ぶりに伺う岡野さんのアトリエ、とても楽しみです。

 

そんな明日の軽井沢出張は、春休みの子供達を連れての春旅第一弾となる(来週は私の展示会出張と息子意中の大学のキャンパス見学を兼ねた春旅第二弾東京編を予定)。

子供達用のカメラ機材を持って軽井沢写真散歩を目論んでおりますので、マイカメラバックを準備、その時に思ったのが以下のこと。

 

私のカメラバック「DOMKE|ドンケ」F-6 、もう何年使っているのだろうか?

社会人になってすぐに買った様に記憶しておりますので、27年は使っているのだろう。

 

丈夫なコットンキャンバス生地の染色は褪せ掠れ、金具塗装もハゲ、ショルダー部分に貼ってあった滑り防止のゴムは加水分解し剥がれてしまっている。

でも、機材を入れるバックとしての機能は全く問題なく、むしろこれ以上にない味わいを讃え、買い換える気持ちなど微塵も起こらないほどに気に入っている。

 

あっ、この感覚、私が若かりし頃に見て羨望した雑誌の中の”スタイルのある大人”のアイテム的、そんな近視感覚か!?

20代の自分なりに研究して、欲しい思いを膨らませて選んで買ったアイテムを、知らず知らず使い続けていた結果、自分の経年とともに自然とお気に入りが良い味わいになっていた、ただそれだけの事。

 

「気がついたら長年の愛用品」

でも、お金では簡単に手に入れることのできない共に時間を重ねたアイテム、それらに不意に抱いたこの感情はとても尊い。

 

そんな意味合いから、20代の皆様には「老後に向けてiDeCoインデックスで投資することの傍、使い捨てに近しいモノとの関係ばかりでなく、デザインと作りと使い勝手良い、若き頃からお気に入りのプロダクトを厳選して手に入れ使う未来への気持ちの投資も良いものですよ!」ってお伝えしたい思い。

洋服や革小物、生活の道具・家具やオブジェクト、それら全てに当てはまるプロダクトへの接し方・選び方!

 

今朝、古めいたマイカメラバックを眺めながら、そんな自己満足に満たされた感情に浸りました。

 

「DOMKE|ドンケ」は、40年以上にわたりカメラバッグを展開しているアメリカのブランド。創業者であるJim Domke(ジム ドンケ)は、自身の報道カメラマンとしての経験を活かし「体に良く馴染んで、バッグを肩から下げたまま走り出すことが出来る」ことをコンセプトにバッグを設計しました。最初に開発した軽く柔らかなコットンキャンバス生地のショルダーバッグ「F-2」はドンケの原点ともいえるもので、世界中の報道カメラマンたちに愛され続けています。ドンケのバッグは確かな品質を誇るメイドインUSAで、独自の機能性と可能性に満ち、世界の報道シーンの最前線に立っている。