「Onibus Coffee」スペシャリティコーヒー豆200g、入荷
2023.10.20
<FOODS>
「Onibus Coffee|オニバスコーヒー」スペシャルティコーヒー豆200g、入荷致しました。
ONIBUS Original Blend、GUATEMALA / Cipresales, La Bolsa、KENYA / Kianderi AA、ETHIOPIA / Worka Sakaro 完熟チェリー。
本日の入荷は上記の4種。
丁寧な仕事が息づく浅煎りローストのスペシャリティーコーヒーをホットでアイスで。
「Onibus Coffee|オニバスコーヒー」でリラックス時間をお楽しみいただけましたら幸いです。
今回の入荷からのおすすめ豆、ETHIOPIA / Worka Sakaro 完熟チェリー。
エチオピアの収穫年度が新しくなったニュークロップが届きました。この”完熟チェリープロジェクト”は、これまで扱ってきた銘柄「ウォルカ・サカロ」の内、 厳正な基準を満たした完熟チェリーのみを集めた特別なロットです。 普段扱っていたウォルカ・サカロにさらに甘みがのっていて、幾重にもフレーバーが広がる複雑な果実味がとても素晴らしいコーヒーです。 口当たりもリッチで後味も綺麗で心地よい余韻が残ります。 ぜひお試しください。
以下、インポーター資料より
品 種:エチオピア系統品種
栽培地:イルガチェフ地域東側 ゲデオゾーン最南東部 ゲデブ ウォルカ・サカロ
環 境:緑が深く葉が落ちて分解発酵しコンポストとなることで窒素が増え土壌がフカフカしている、リッチな土壌
水洗工場:ウォルカ・サカロ水洗工場
所有者:BNT
標 高(農家):1900~2100の小規模農家(25軒の小規模農家(0.5ha~10ha))
標 高(水洗工場):2050m
収穫時期:10月中旬より1月頃まで
生産処理:
① 小規模農家が収穫したチェリーを近隣の水洗工場や販売所に搬入、特別ロットの基準を満たした完熟チェリーのみを工場のタンクに投入
② チェリーはマッキノン製のディスク式パルパーで皮を剥き、水流によってパーチメントをP1、P2、P3に比重選別(P1が重く、最上級。)
③ パーチメントは醗酵槽に導かれ、そこで約36~48時間の醗酵処理
④ 表面の滑りがパーチメントから剥離する段階で、水路で水洗い
⑤ 約半日のソーキング後、パーチメントの水を切り、アフリカンベッドで天日乾燥 ※チェリー保護のため、1日2回覆いを被せる(日照の強い昼間と夜間の降雨) 日照の強い12~15時の時間帯は、パーチメントをビニールシートで覆います。これは、パーチメントを護ることと急激な乾燥を防ぐためです。 標高が高い上に、赤道直下のこの地域では、日照が強すぎるとチェリーやパーチメントにダメージを与えて、味に濁りが出てしまいます。
また、通常の乾燥日数が8日間のところ、12~15日間掛けてゆっくり乾燥を進める(スロードライング)ことで、コーヒー内の水分を均一化させ、複雑でありながらクリーンな味わいを作り出しています。 緩やかな乾燥は、消費国での生豆の保存性にも大きな影響を及ぼすことが分かってきました。
⑥ パーチメントの撹拌と欠点除去を行いながら、12~15日間掛け乾燥を仕上げる
⑦ 脱穀工場でドライミリング後、精製不純物除去、脱殻、比重選別、ハンドピックを経て、最終精製された生豆を麻袋に充填、輸出
イルガチェフ地域東側のゲデオゾーンは6つの地区に分れており、その内の一つがゲデブ地区です。 首都アディスアベバから434㎞離れ、数年前までは車で8時間近く掛かる僻地でしたが、 2016年に開通したエチオ-ケニア道路の開通により所要時間は3時間ほどまでに近くなりました。 土地の1/4にコーヒーが植えられる程、エチオピアの中でもコーヒー生産に適した環境が整っている地域です。 ゲデブ地区は16の行政区に分かれ、その一つがウォルカ・サカロです。ウォルカとは、現地ゲデオ語で「金」を意味しますが、エチオピア最後の皇帝ハイレセラシエの部下がこの地を訪れた際に、 人々の持て成しに甚く感銘を受け、この地をウォレカ(金)の地と呼ぶようになりました。 また、この地には人々が〝サカロ“と親しみを込めて呼んでいた巨木があり、 この二つを結んで“ウォルカ・サカロ”という地名になりました。土地の面積は約1300haですが、その半分以上のエリアにコーヒーが植えられおり、3つの水洗工場があります。 ウォルカ・サカロ水洗工場は2019クロップより、BNT(エチオピアの高品質コーヒーの輸出業者)の子会社レンジャーが水洗工場を所有し、 これまで以上の最高のイルガチェフ作りを目指し、始めた水洗工場です。 優秀なスタッフをそれに見合う賃金で集めて、精製~乾燥工程を丁寧に行っています。完熟チェリー初年度の2018クロップでは、WBC2016チャンピオンであるBergWu氏が監修し、 その名の通りの甘味の秀逸さにご好評頂きました。