JOURNAL

TOYAMAキラリの習い

2023.11.25

 

 

 

矢口です。

 

「TOYAMAキラリの習い」

 

TOYAMAキラリは、富山ガラス博物館と図書館がメインテナントとなっている隈研吾氏デザインのビル。

一度伺ったことがありますが、ワールドクラス建築家さんによる空間表現は素晴らしく、図書館も美術館も居心地が良く、素敵印象が残った。

 

「25年閉店の松本パルコの後利用、下層階は別の商業施設に生まれ変わって再開、上層階は図書館などの公共施設として活用へ」と、この所メディアへのリークがちらほら見られる様になってきた。

パルコが閉店を発表した際に、私個人としてはポッと頭に浮かんだのがTOYAMAキラリのイメージだったので、悪くない利用法だと思う(極近のMウイングに図書館がありますが、それはどうするのか?)。

 

でも、0から作ったTOYAMAキラリの様な空間的魅力を発信出来るかどうかと言えば無理だろうなぁ〜

他県から来訪された方が「素敵ですね!こんな施設があるなら住んでみたい!」って思わせられる様な松本らしいクリエイティブなリノベーションがなされれば良いなぁ〜

図書館空間は、リノベと言えばのスキーマの長坂 常さんとか、リビセンの東野さんチームに味わい深い印象で全面的にやってもらうってのも松本の街に馴染む気がするなぁ〜

 

とにかく、なんとなくやりましたではなく、街のシンボリックな建物として40年貢献してきてくれた建物。

そのヒストリカルなレガシーを、更に40年素敵な建物として継続できるくらいのリ・デザインを行なって欲しいものです。

 

でも、この先40年なんて建物的堅牢性・耐震性で維持できないのかなきっと!?そうであれば、”繋ぎ投手的”な簡単リノベでも仕方がないのですが。

”パルコ任せ”感漂う市長の会見ではその辺の意識はないんじゃないかと、長期的ビジョンをインフォメーションしてほしいですね。

 

以上は私の妄想、市としてはこんな妄想、そんな計画や予算稟議急に通りませんよって話でしょうけれど・・・

森ビルが作る最新鋭複合的街づくり、開業したばかりの麻布台ヒルズは歩いてみたい。