JOURNAL

Tapio Wirkkala

2024.01.15

 

 

 

 

矢口です。

 

うっすら積もった雪と大快晴の放射冷却。

昨朝の安曇野は冷えた。

 

写真からのみ想像する、私未踏の地北欧フィンランドを思い起こさせる景色。

彼の地、いつか行ってみたい。

 

Tapio Wirkkala(タピオ・ヴィルカラ)

現代のフィンランド工業デザインの中心人物として広く認められているガラスデザイナー。ヴィルカラの幅広いポートフォリオは、ガラスや家具、製品デザインをはじめ、彫刻や都市計画、グラフィック、さらにフィンランド国庫の紙幣の製作までにも及びます。評判が世界的になってくると、ヴィルカラは世界各地で展示会を開きましたが、彼は生まれついての世捨て人でした。彼のお気に入りの場所は、フィンランドの真ん中の深い森林地帯で、非常に辺ぴな場所にあったため、彼の山小屋まで車でも行くことができず、試作品を運ぶにはヘリコプターを使ったほどでした。彼の愛した孤独、そして工業的に製作できたり芸術作品が生み出せるたりするフォルムのインスピレーションは、自然の中にあったのです。驚くほどたくさんのものを作った経歴の中で、ヴィルカラは、ミラノ・トリエンナーレでの三度の金賞、ルニング・プライズ、プロ・フィンランディア・メダルプリンス・ユージン・メダルなど、たくさんのアワードを受賞しました。1946年に、ヴィルカラはイッタラが協賛したコンペティションで初めてのデザイン賞を受賞し、ここから、彼のキャリアとイッタラに長く影響を与えるような、生涯にわたる関係が始まりました。ヴィルカラはイッタラのアートディレクターとなり、彼のユニークなアート構想によって、イッタラの世界的な評判が確立されました。彼の伝説的なキャリアを通じ、この比類のない才能を持ったアーティストは、イッタラのために400以上ものガラス作品を作り上げ、ウルティマ・ツーレ・シリーズやタピオ・シリーズなど、そのうちの多くは今日でも愛されています。(iittala公式サイトより一部転載)

 

フィンランドの自然の造形をインスピレーションにしガラス製品落とし込んだ彼の製品。

高価なアートピースは手が出ませんが、日常使い出来るプロダクトを近年ちょこちょこ買い足しております。

 

写真は、私の新年買い物始めに購入したTapio Wirkkalaデザインiittalaのグラス。

一つは松本市のキルシッカさんでニヴァグラス、もう一つは神奈川県のtaloさんで通販セールになっていたワイングラスを。

 

お買い物の折、2月にフィンランドをはじめとした北欧諸国に買い付けに行かれるというキルシッカ落合さんと立ち話。

近年、ニーズが世界に広がった北欧ヴィンテージの状況、古い年代の製品の数が減ってきている上に、個人でもネットオークションなどで売買出来る環境が広がっている為、現地買い付けも年々タフになってこられているとの事。

 

今は作られていない数に限りのあるヴィンテージ品、さらには願わくば過剰ではない良好なインフレ基調がきっとこれから数年続いてくれる事だろうと思うと、好きなものは手に入れられる時に手に入れよう的な発想が湧く。

でも、これから東京一人暮らしの私立大学生を扶養する父親として、お財布の紐の意識は堅実に持たねばならないのだと、大学授業料や家賃・仕送りのリアルな数字と向き合い改めてドキドキしているこの頃です。

 

Tapio Wirkkala好きだなぁ〜

今回購入したニヴァグラスはフラワーベースとして、ワイングラスは日々の晩酌の相棒として早速活躍いただいております^^