JOURNAL

「盛永省治」クス材スツールとマカバ材ボウル

2024.02.18

 

 

 

 

<HOUSEHOLD>

 

「盛永省治」クス材スツールとマカバ材ボウル、入荷致しました。

 

木工作家 盛永省治

鹿児島県日置市にアトリエを構え製作されている木工作家 盛永省治(もりながしょうじ)さん。1976年鹿児島生まれ。職業能力開発総合大学校にて工業デザインや彫刻を学び、家具メーカーで職人として勤務した後、2007年に自身のアトリエ「Crate」をスタート。同時にウッドターニングを独学にて開始。その後、アメリカを代表するアーティスト、アルマ・アレンに師事。現在はウッドターニングによる作品を主に国内外での個展や合同展を中心に作品を発表。盛永さんの作品は、樹木が生命活動で培った杢や節、そしてといった生命活動の痕跡を、削り出す過程で感覚的に認識し、肌触りや木目など、木それぞれの個性を見つめながら、最も美しい木の表情を探し出し、作品を作り続けています。

 

今回セレクトさせていただきましたのは、スツールはクスノキから削り出された2作品。

一作品は滑やかに丸やかに仕上げられた造形、一作品はシャープさ感じられる上部と丸みのある下部の2段からなる造形。

無垢の木の存在感、美しさ、淡色から濃色まで様々な色合いが織りなす美しい木目の作品です。

 

腰掛けるのに丁度良い高さと座面の高さ、また椅子の横にサイドテーブルとしてお使いいただいて良い高さ・広さ。

部屋の片隅に置かれているだけで絵になる存在の作品です。

経年の木肌の変化、美化をお楽しみくださいませ。

 

最後の写真は、今月号の雑誌「Casa BRUTUS」スタイリスト熊谷さんのご自宅。

ご自宅をリノベーション刷新された熊谷さん、昨年から「Casa BRUTUS」など雑誌で何度か拝見したお部屋。

 

そのシンプルでクリーンな空間に、今回入荷したスツールと同じフォルムの盛永さんスツールがあり、毎回その素敵さに見惚れてる思い。

盛永さんの作品、アートオブジェであり、日常の道具であり、自然のおおらかさであります。

 

「盛永省治」 クス材スツール2作品 ¥220,000-

木種/クス
サイズ/高さ40cm×幅最大38cm

楠(クス)は、クスノキ科ニッケイ属の常葉高木で、日本に分布する木。クスの名前の由来としては薬に使われることから「薬(くす)の木」、香り高く寿命が長いことから「奇(くす)しい木」等由来は様々。クスの木が持つ独特の匂いによって防虫効果を持ち、耐久性も高く優秀な材。クスはその芳香から、防虫剤、鎮静剤、香料としての樟脳が最大の特徴です。木材としては古代から船に使われたり、神社仏閣の建築材、仏像や彫刻材としても使用されてきました。

 

 

 

 

 

マカバ材のボウル、すっきり引き締まった下部から滑らかふくよかに丸みを持って立ち上がる胴部、さらに広がる口部、フォルム美しい作品。

盛永さんは”ボウル”と命名されましたが、ベース=花器的にドライフラワーを挿し楽しんでいただいても素敵ですね。

 

「盛永省治」 マカバ材ボウル ¥55,000-

木種/真樺
サイズ/高さ19cm×幅最大29cm(口部幅21.5cm)

真樺(マカバ)は名前の通り真の樺つまり、樺類の中の王様と謳われている木材。 絹のような天然の光沢に加え、上品な杢目とサクラ色の木肌が美しい木材です。 光が射さない場所でも明るく輝き、光があれば更に増す光沢も魅力。