展示会放浪記 2024.2.27|「UNDECORATED」2024-25AW
2024.03.02
矢口です。
展示会放浪記 2024.2.27|「UNDECORATED」2024-25AW。
「UNDECORATED」は、デザイナー河野貴之さんによるメンズ&レディースのコレクション。
「飾らない」シーンにフォーカスされ、服作りの基盤となる素材のあり方から考え、 素材のためのデザインとして構築されたワードローブを展開する。
今年39歳となるデザイナー河野くん。
お人柄や探究心、様々なプロダクトを見て表現する審美眼に私は強く好意を抱く。
「UNDECORATED」の服づくりは、上述の通り良質な素材を選び、「日本製」とタグに記される様腕利きの工場で丁寧に仕上げられる。
一言「拘りの服」です。
でも、そんな拘りの服を削ぎ落とされた極めてミニマルなデザインで表現してくださる、細やかなカッティングやシルエットに拘り美しく。
「拘りの服」と言うと、比較的オーセンティックな印象で表現される印象もあるところ、アン・デコレーテッドなデザインで。
考え方もファッションもレイヤーは控えめ、引き算思考で複雑にせず分かりやすくと言う嗜好性の私にとってグッとくるレーベル様。
来秋冬コレクションも気持ちの留まるアイテムをいくつも発見で来ました。
この日は、「UNDECORATED」展示会予備週となり、他店バイヤーさんも少なかったことから河野くんと色々と話せて楽しかった。
そして「UNDECORATED」の立ち上げデザイナーであり、「yoshio kubo」デザイナーの久保嘉男さんとも久しぶりにたくさん話し込ませていただいた。
同世代の久保さん、グローバルスタンスでファッションと取り組まれてきた20年の久保さん。
幾多の経験を関西ご出身のノリの良いトークに乗せて面白おかしく話してくださいました。
久保さん、久しぶりのヨシオ節の深良い話。
楽しい時間をありがとうございました^^