JOURNAL

雨桜と高木由利子さんの桜

2024.04.04

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

雨桜と高木由利子さんの桜。

 

昨日定休日は、2024-25AW展示会の一区切りとなる出張で東京へ。

開花が遅れていた東京の桜も咲き始めていた。

 

雨桜。

この春最初の桜は、しっとりと咲いていた。

 

桜の季節に合わされたのであろう、GYRE GALLERYで高木由利子さん写真展「カオスコスモス 弐 —桜—」が開催されていて、拝見した。
表参道のGYRE GALLERYで、フォトグラファー・高木由利子の写真展「カオスコスモス 弐 —桜—」が開催される。会期は3月1日〜4月29日。

 

写真家 高木由利子さんは、東京都出身。

武蔵野美術大学でグラフィックデザインを、イギリスのノッティンガム・トレント大学にてファションデザインを学んだのち、写真家として独自の視点から、衣服や人体を通して「人の存在」を撮り続ける。

近年は自然現象の不可思議にも深い興味を持ち、「chaoscosmos」というプロジェクトを映像を含め新たなアプローチに挑戦している。

22年から23年にかけて開催された「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展(東京都現代美術館)ではオートクチュールの撮り下ろし作品を発表し、話題を集めた。

 

現在、軽井沢に家を建て東京から移住、モノトーンに仕上げられたその家は様々なインテリア誌に取り上げられ、拝見している

スタジオ、オフィス、住居の3つの機能を備えたその家は、静寂に包まれながらも季節の気配を感じ、余白と陰影がある日本的な空間。

 

今展では、日本人が愛してやまない「桜」を題材に、高木さん視点で儚さや潔さを感じる作品。

「どこかの綺麗な桜風景」ではない、クローズアップされた視点で切れ取られた「桜の現象」に息を呑み、私的この春の桜撮影の意識に据える。

 

松本安曇野の桜もこの週末から咲き始めそうですね。