JOURNAL

凛とした和の空間と調和する「atelier m4」travailStool

2024.06.09

 

 

 

 

矢口です。

 

写真は先のクラフトフェアの際、「atelier m4」さんで購入したTravailStool。

以前より気に留めておりましたスツール、同時に何脚もギャラリー展示されるクラフトフェアのタイミングを楽しみに待ち、いくつかの中から選び私の元に。

 

こちらは100年以上続く木工藝家業を継承された4代目前田大作さんの作品、掲げられた屋号が「atelier m4」(前田家のm、4代目からが名前由来か?想像)。

伝統的な江戸指物(ホゾを組み釘を打たない技法などが特徴、公家文化で発達・昇華した京指物に対して、現東京に都が移ってから発達した江戸文化から生まれたものを江戸指物と呼ぶ)の技術を継承されながら、タイムレスデザインであり、今の生活に心地良く馴染む木工藝プロダクトを作られております。

 

凛とした和の空間と調和する「atelier m4」TravailStool。

 

歴史ある日本建築の館を継承し、ご主人の感性でリノベーションされた松本市美ヶ原温泉の宿「金宇館」さんの美しい建物空間。

「金宇館」さんの設の多くを手がけられているのが「atelier m4」さんのモノづくりで、私としてこちらのスツールも整然とした和の空間、経年の和内装&家具と時を超えて調和するプロダクトだと、そんな感覚を抱き購入させていただいたのですが、購入後も日々その思いを強くし魅了されております、良い出会いありました!

 

また、国産樺材(バーチ)で作られたこちらのスツールは、北欧フィンランドのバーチ材(樺材)で作られた不朽の名作アルヴァ・アアルトのスツール60とシンクロする様な存在。

日本人の美意識で生み出されたミニマルでニュートラルなデザインは、さまざまな空間に一切のノイズなく自然と調和する、日本版スツール60と言った形容も私としてしっくりくる。

 

さらにはコンパクトで軽量、女性の方でもお子様でもヒョイっと持ち運べ、どこでも座れる点も優れた個性だと思います。

私が選んだのは座面木目のスポルテッド表情が唯一無二の作品、愛用します。