JOURNAL

「盛永省治」クス材スツール丸二段

2024.06.23

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<HOUSEHOLD>

 

木工作家 盛永省治さん、クス材スツール丸二段が入荷いたしました。

 

鹿児島県日置市にアトリエを構え製作されている木工作家 盛永省治(もりながしょうじ)さん。1976年鹿児島生まれ。職業能力開発総合大学校にて工業デザインや彫刻を学び、家具メーカーで職人として勤務した後、2007年に自身のアトリエ「Crate」をスタート。同時にウッドターニングを独学にて開始。その後、アメリカを代表するアーティスト、アルマ・アレンに師事。現在はウッドターニングによる作品を主に国内外での個展や合同展を中心に作品を発表。盛永さんの作品は、樹木が生命活動で培った杢や節、そしてといった生命活動の痕跡を、削り出す過程で感覚的に認識し、肌触りや木目など、木それぞれの個性を見つめながら、最も美しい木の表情を探し出し、作品を作り続けています。

 

今回セレクトさせていただきましたのは、スツールはクスノキから削り出された作品。

盛永さんがいつも製作されているスツールより直径が少し小さく、高さが少し高い、アアルトスツール60とほぼ同じくらいのサイズ感です。

重さもやや軽く、持ちやすい形状もあり、大人の男性でありましたら負荷少なく移動していただけることと思います。

 

一度乾燥機に入れて、強制乾燥させているので基本的にこれ以上大きく割れることはございません。

置かれる環境によりますこと、直射日光のあたる所はお避けいただきたいこと、ご了承ください。

底にはフェルトを貼ってあります。

 

滑やかに丸やかに仕上げられた造形、腰掛けるのに丁度良い高さと座面の高さ。

また、椅子の横にサイドテーブルとしてお使いいただいて良い高さ・広さ。

盛永さんの作品はアートオブジェであり、日常の道具であり、自然のおおらかさであり、部屋の片隅に置かれているだけで絵になる存在の作品です。

経年の木肌の変化を愛でつつ日々の生活でお楽しみくださいませ。

 

「盛永省治」 クス材スツール丸二段 ¥187,000-

形/丸二段
木種/クス
サイズ/高さ43cm×幅最大35cm

楠(クス)は、クスノキ科ニッケイ属の常葉高木で、日本に分布する木。クスの名前の由来としては薬に使われることから「薬(くす)の木」、香り高く寿命が長いことから「奇(くす)しい木」等由来は様々。クスの木が持つ独特の匂いによって防虫効果を持ち、耐久性も高く優秀な材。クスはその芳香から、防虫剤、鎮静剤、香料としての樟脳が最大の特徴です。木材としては古代から船に使われたり、神社仏閣の建築材、仏像や彫刻材としても使用されてきました。