JOURNAL

展示会放浪記 2024.7.3|「TEATORA」2025SS

2024.07.05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

本日、真夏を待たず2024SS当店がセレクトした「TEATORA」の全アイテムが完売した。

当店セレクト「TEATORA」アイテムをお買い求め下さいました皆様、誠に有難うございました!

 

私の仕入れの基本は、通信販売での販売数を意識せず、店頭でお客様にお選びいただき、そのシーズンに完売できる数を仕入れる事を大切にしています。

それは、通販も含めたマックス売上追求思考ではなく、セールも含めた売上追求思考でもなく、丁寧に作られた服を店頭にてきちんとお客様にお伝え・お渡しできる事をイメージ、”足りない位が丁度良い”重視の仕入れ計画。

だからと言って全てが正解という訳にはならず、シーズンの終わりにはセールでの販売時期も毎シーズンございます。

 

でも、「TEATORA」の服づくり概念は時間の経過におけるプロダクトのアップデート。

一つのデザイン、一つのファブリックがシーズン毎に消化されるのではなく、シーズンを重ねる毎に進化して行く、行こうという理念による服づくり。

だから売り手も、こびり付いた正解とされる商習慣”シーズンで売り切る”と言う感覚で向き合うのではなく、長い時間軸で「TEATORA」のプロダクトをお客様にご紹介できる安心感がある。

 

こんな事を綴りながらも、毎シーズン店頭でお客様のお気持ちにしっかりと響き、ブランド立ち上げから10数年お取り引きをさせていただいております中で、今シーズン同様しっかりとお客様のお手に渡り、そのシーズンに仕入れたアイテムは有り難き事、完売御礼となる。

プロパー消化率100%、これは本当にすごい事だとまざまざ思う。

デザイナー上出さんは、ファッションの世界で以前にも、そして現在にも非常に稀有な、この様なブランド&モノづくりを掲げ、それを一貫して10数年貫き続けている、これは大いなる事実。

 

展示会放浪記 2024.7.3|「TEATORA」2025SS。

 

今週の出張で拝見した2025SSコレクション、「普通アパレルは秋冬の売上が春夏よりも高いものですが、うちは今シーズン逆転しました。」っと上出さん。

それは、決して秋冬の結果が悪いのではない、「TEATORA」のコレクションが暑い日本の春夏に完璧にアジャストした素材感、デザイン、長年積み重ね形となった現在の組み立てがそうさせた必然の結果。

 

そんな完成度の高い、私自らもあれもこれもと沢山のアイテムを欲しい、着たいと思えた「TEATORA」2025SSコレクション。

本日、メーカー様に当店のオーダーを提出した訳ですが、上述した店頭のお客様をイメージした買い付け数量の意識を持ちつつ、魅惑のラインナップでしたた為、昨日&今朝早出し、山盛りとなった発注内容を削ぎ落とす為に頭をフル回転、嬉しい悲鳴的本当に苦心した会心オーダーとなりました。

 

特筆する事は、グレイカラーをセレクトした事、夏アイテムをしっかり発注した事。

また、パッカブルシーリーズ2024AWコレクションから新型リリースされるミドルコートが私好みで、この秋と来春要チェックくださいという事、どちらも少数仕入れです。

 

兎にも角にも「TEATORA」の春夏コレクションは圧倒的でした!