甘い香り
2024.10.10
矢口です。
自庭にある2本のカツラの木。
葉が黄色く色づいたこの時期、近くを歩くと甘い香りが漂ってくる。
甘い香りの正体は黄色く色づいたカツラ葉。
緑の葉の状態では香りはしないけれど、黄葉すると”マルトール”と言う物質が生成され、焼き菓子・キャラメルのような匂いが漂う。
「香りが出る=香出(かづ)る」が名前の由来という説もあるカツラの木。
黄葉の葉に鼻を近づけるととてもとてもいい香りがします。
緑旺盛な頃のハート型の葉っぱも目に嬉しいけれども、枯れゆく刹那にも楽しませてくれる木です。
なんだか幸せ成分が脳内分泌されている様な多幸感、庭木に植えて良かった!
カツラの木の黄葉と出会ったら、甘い葉の香りをお試しください。
秋は金木犀然り、香りで季節情緒を感じさせてくれます。