JOURNAL

「秋冬盛大 洋服店」と「金工の巨匠 香取秀真展」

2024.10.11

 

 

矢口です。

 

「秋冬盛大 洋服店」と「金工の巨匠 香取秀真展」。

 

昨日定休日明けの木曜日、メーカー様からの入荷が盛大でアタフタ。

昨日写真撮影に追われつつ、今日さらに新商品入荷が折り重なった。

 

「秋冬盛大 洋服店」。

店頭のラックはパンパン&ギュウギュウ。

 

見応えも着応えもたっぷりとなっております。

明日からの3連休も含め、ご覧くださいませ!

 

入荷のピーク。

さぁ〜!今まさに頑張り時です!

 

「金工の巨匠 香取秀真展」は、明日から松本市美術館で始まる新企画展。

3連休、松本市街地にお越しの際はこちらもチェックください。

 

会期 2024年10月12日(土) 〜 2024年12月1日(日)

近代工芸史に大きな足跡を残した金工作家、香取秀真(かとり・ほつま)。秀真は千葉県に生まれ、1892年に東京美術学校に入学します。同校鋳金本科を卒業後は、多くの展覧会で受賞を重ね、鋳金家として活躍します。その作風は、高度な伝統的技術を身に付け、東洋や日本の古典の紋様や形に基づきながらも時代感覚を取り入れ、実用を重視したものでした。多くの後進を育てるとともに工芸界全体の発展に尽力し、帝展に美術工芸部門を設置する運動では、中心的な役割を果たしました。さらに金工の研究を精力的に行い、それは日本金工史の原点とも言える仕事となりました。これらの功績から、1953年に工芸家として初の文化勲章を受章しています。また、正岡子規門下のアララギ派の歌人としても知られ、多方面で活躍しました。秀真は、妻が現在の長野県塩尻市の出身であったことから松本へ訪れる機会も多く、1944年から約3年間は松本市郊外へ疎開していました。その間、疎開先の家人や松本の文人たちと温かな交流を持ち、戦後も松本市内の寺院の梵鐘を作るなど、関係は途切れることなく続きました。生誕150年、没後70年という記念のとき、ゆかりの地・松本に珠玉の作品が一堂に会します。

■香取秀真(1874~1954年、本名・秀治郎)
千葉県出身の鋳金家。東京美術学校(現在の東京藝術大学)を卒業後、同校の講師を経て教授となり、金工の研究者としても活躍。また、正岡子規について短歌を学んだ根岸派の歌人として約4千首の短歌を詠んでいる。妻の実家がある長野県には度々訪れ、戦時中は松本に疎開していた。後年、松本の文人・池上喜作(号:百竹亭)と親交を持つようになり、現在松本市美術館が所蔵する池上百竹亭コレクションに秀真の短歌・書画、工芸品が多いことも、ふたりの親交の深さを物語っている。