JOURNAL

インフレとデフレ

2024.11.09

 

 

 

 

矢口です。

 

インフレとデフレ。

正確な表現ではありませんが、そんなニュアンスを感じた直近の買い物話。

 

最近の事、丸3年使ったiPhone13を16に入れ替えた。

円安やデフレの為、スマホの価格が過去のそれとはだいぶ違って久しいのですが、3年使った13の下取りが嬉しい驚きを感じるくらいしっかりしていて、結果として差額追い金は過去の記憶に近しいスマホ価格に結果落ち着いた。

 

作り良き物の価値は下がり難い。

この現象、私はインフレ的方向性だと感じた。

 

最近の事、家の中で着る防寒着をファストファッション店様のフリースで家族分購入した。

これまでの同社フリースは暖かさ・着心地共に部屋着としては必要にして十分、ジッパーが1か2シーズンすると壊れ買い換える繰り返し。

 

しかし、今年の製品は薄いしゴワゴワだし、過去より価格はわずかに上がっているけれど安価であることに間違いなく、その価格に抑えるためにクオリティは義祭位されている感はっきりと感じたレベル。

この現象を、私はデフレ的方向性だと感じた。

 

このインフレとデフレ、どちらが良くてどちらが悪いと言う感覚ではない。

高頻度かつ長く大切に使いたい物は品質を維持・向上させながら価格は上がり、短期的思い入れなくインスタントに使うものは安価であり、品質もそれなり、必要に応じて使い分けるインフレとデフレ、しばらくはこんなイメージ。

 

今は様々工夫し価格を抑えているデフレサイドのアイテムも、人件費や生産に関わる様々なコストアップからジリジリ値上がり傾向が続き、何年かしてどっしりとしたインフレ経済下が定着するのだろう?

まさに今は端境期。

 

お店を営む者として思慮を巡らせること多々ではございます。

が、私が思う良デザインと着心地を含めた品質の確かさある製品を、価格バランスも熟慮しながら実直丁寧にご紹介してゆくばかりです。

 

アルプスの峰に雪が積もり一気に冬めいてきた安曇野、空気キリリの昨晩は東の空に姿を出したばかりのオリオンと木星が綺麗に瞬いておりました。