JOURNAL

寒美

2024.12.09

 

 

 

 

矢口です。

 

「寒美」。

寒くて美しいと言う思いを込めた私造語。

 

移住者も多い松本・安曇野エリア。

暖かい都市から移られる方が心配項目に挙げられるのが「冬の寒さに耐えられるのか?」。

 

日本海側は週末寒波、白馬村では恵みの大雪に。

安曇野も北アルプスの麓まで真っ白、今朝は氷点下となった、冬が来た実感。

 

そして、早速の美しい夜明け。

薄暗い空から黎明へ、刻々と立体感を露わにする巨大な山脈。

 

モルゲンロートに染まるより、明るい日差しを受けるより、ビーナスベルトを後ろに背負い浮き立つしじまの時間は眼福。

まさに神さまや仏さまの権化のような、穏やかで優しく雄々しく美しい山の姿。

 

安曇野くらいの寒さは、暖をとり、服を着れば何とでもなる(私感覚)。

冬の晴れた明け方のあの美しさを五感で味わったのなら両手を挙げてこの地に住まう事への喜びが胸に立ち上がる、自然を慈しむ心を携えた大人なら尚のさら。