JOURNAL

KODAK PORTRA 400

2024.12.10

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

KODAK PORTRA 400

 

濱田英明さんをはじめ世界中のプロフォトグラファーも、フィルム写真を愛するアマチュアたちもこぞって愛用するカラーネガフィルムKodak Professional PORTRA 400。

“ポートレート”という名前を冠するだけあり人肌表現の美しさ、あらゆる肌色を常に滑らかで自然に再現でき、ポートレートやファッション写真から、自然、旅行、アウトドア写真などマルチに撮影できるフィルム。

 

“世界最高の粒状性を実現し、ナチュラルな肌色、卓越した色再現”と謳われ、彩度とコントラストの高さが特徴的で実際よりもややこってりした色が出る。

また、光と影の階調がとても繊細で、Kodakならではの黄色みが入り人肌も美しく表現、日常とは少し違った世界が撮れる印象のフィルムです。

 

本日の写真は、そんなKODAK PORTRA 400風に私がレタッチしたもの。

黄味がかった色合い、シャドー部の落ち感を維持しながら、柔らかめのトーンで仕上げ、粒状感を醸し出す様ノイズを加えたフィニッシュ。

 

フランスシャモニーの写真家 Ben Adamsさんの撮られる山岳の写真の空気感がとても素敵でインスタ投稿の度に魅入る。

日本アルプス近くで暮らす私も、こんな仕上げの写真をシリーズ的に残せたらいいなぁ〜なんて思いながら。

 

でも、私は今のところフィルム写真をやる気はない。

家の防湿庫には京セラコンタックスフィルム一眼 RX Ⅱ(RTS ⅡとAria、ミノルタTC-1は下取りで売ってしまった)が眠っているけれど、手間とコストの観点からデジタルが良い。

 

デジタルでも、現像ソフトライトルーム用にKODAK PORTRA 400風プリセットも販売されているけれど、あらかたチェックしたもののなんだかしっくりくるプリセットはなかった。

KODAK PORTRA 400風の仕上がりに仕立てるならば自分の味付けを探したいところ、Ben Adamsさんのフィルム写真の風情にはまだ程遠い。

 

兎にも角にもKODAK PORTRA 400の絵作りは、みんな大好きカラーネガフィルムです!