賢人
2025.01.13
矢口です。
寒波過ぎし晴天宵の刻、写真は明るい月に照らされた後立山の景色。
先の投稿でも記しましたが、安曇野の平地標高600mから一気に3,000m稜線まで2,400m立ち上がる北アルプスの姿は壁か屏風の様。
昼の景色も圧倒的ですが、夜月明かりに照らされて浮かび上がった稜線の雪白の幽玄さは筆舌に尽くしがたい。
写真で撮るとかなりくっきりと浮かび上がりますが、目で見る朧げな浮き立ち感にそこはかとなく惹き込まれる、肉眼景色の多幸感。
それにしてもキャベツが高い、いや高いなんてもんじゃない、高級。
妻に頼まれツルヤさんで私が買った小さくてスカスカな玉は500円、ニュースでは形の良い玉は1,000円だなんて記事にあった。
これはには、キャベツを多用される飲食関係者さんは悲鳴でしょう!
今朝コンビニで、近頃欠品気味のコールスローサラダを見つけ、反射的に手を伸ばした。
添付動画は、写真家杉本博司さんの公式YouTubeでロンドンでの展示会を写真家鈴木心さんが撮影され上げられていたもの2つ。
私としてありがたすぎて、2話とも2度見返した。
杉本さんは写真家と言う枠を大きく超え、歴史、文化、芸術、建築、思想、哲学・・・様々な見地を持たれし賢人(何故見聞が広いのか?添付の2Bチェンネルさん動画で若き杉本さんの秘話について少し触れられております)。
孫子か孔子か孟子か荀子、ソクラテスかプラトンかアリストテレス、ダヴィンチかエジソンかアインシュタイン、宏大な感覚から紡がれた作品は最上位のアートとして評価され世界的で売買、私など強く興味を惹かれる御仁。
でも、その実はおおらかなおっちゃんなのか!?
長年接せられ、打ち解けられ、さらには他人に臆さない感ある鈴木心さんでもない限り、このような動画では萎縮してしまい硬くなってしまうところ、とても和やかに撮影話を淡々と花されていて面白かった。
50歳を過ぎし今でもずっと”偽物”感に打ちひしがれる私ですが、様々な経験と興味の探究が年齢を重ねいつしか”達観”へと昇華させてくれるのもなのか?
70歳を過ぎられた杉本さんのよう、いつしかおだやかで幅広い視野を持つ”おおらかなおっちゃん”と成れたのならば嬉しいですね。