JOURNAL

THE AMERICANS

2025.01.21

 

 

 

 

矢口です。

 

「THE AMERICANS」はスイス人フォトグラファーロバート・フランク(Robert Frank)の作品集、史上最も重要な写真作品集のひとつであると広く評価を受ける1958年に初版出版された名作。

 

1955年から1956年のアメリカを撮影した83枚の写真、アメリカ全土をまわって撮影された写真は人種差別、腐敗と不正にまみれた暗部やアメリカン・ドリームの過酷な現実と向き合うことで、作者はそれまでに知られていなかったアメリカの一面を明かした。

人情とリリシズム、見た者をはっとさせるその強いこだわりを持つ視点で切り取り、歴史の分岐点にあった一国における痛切でかえがたいポートレートがそこに、当店ご来店時にぜひご覧ください!

 

日本時間の今朝、アメリカではトランプ米大統領の就任式が行われ。

波乱は抑え気味の就任演説ではあったけれど、その後も続々とトランプ大統領の方針報道入ってきて、世界情勢、株式市場を上に下に蜂の巣を叩いた有り様。

 

ただ、直近の日本政治と国行政の約束破りの数々に呆れ気味の私としては、自国&国民ファーストを力強く語る保守的(右寄り)の発言に今は微細な邪悪さも感じない。

でも、地球単位の安全平和、未来に向けた協調ある世界への働きかけ(一般人感覚の絵に描いた理想になりかねないお花畑感覚かもしれないが)は強国のリーダーとして願いたい。

 

そうは言っても、1945年終戦からミッドセンチュリーと呼ばれロバート・フランクが「THE AMERICANS」で映し撮ったアメリカ経済が急速に成長した栄光の1950年代アメリカですら、その裏には冷戦や紛争・戦争、さまざまな社会問題はあった

その時代と類似した現在、好調経済で世界を引っ張るアメリカが冷戦時類似の大国中国や、各地の紛争、諸問題を抱える世界情勢の中でトランプ大統領どんな立ち振る舞いをするのか?良しも悪しもあるだろうけれどお手なみを拝見したい、リーダーシップ不備&国民目線不足の日本の為政者には全くの期待を抱けていないから尚の事。

 

ガソリン税トリガー条項無視とiDeCo改悪諸々の約束反故に、私的失望感は50余年の人生のなかで最高潮にあると言って過言ではない。