JOURNAL

「Onibus Coffee」スペシャリティコーヒー豆200g、入荷

2025.02.13

 

 

<FOODS>

 

「Onibus Coffee|オニバスコーヒー」スペシャルティコーヒー豆200g、入荷致しました。

 

本日の入荷は、ケニア・エチオピア ・ホンジュラス2種・ルワンダ・オニバスブレンドの6種。

丁寧な仕事が息づく浅煎りローストのスペシャリティーコーヒーで年末年始をゆっくりと、リラックス時間をお楽しみください。

 

今回の入荷でおすすめの豆は「ホンジュラス /アンヘル・アルトゥーロ・パス・ラミレス、エル・タンゴ(ゲイシャ)」。

生産地:El Dorado, Santa Barbara(エル・ドラード、サンタ・バルバラ)
農園: El Tango(エル・タンゴ)
生産者:Angel Arturo Paz Ramirez(アンヘル・アルトゥーロ・パス・ラミレス)
品種:Geisha(ゲイシャ)
精製方法:Fully Washed(フルウォッシュト)
標高:1,500m
テイスティングコメント:黄桃、カモミール、フローラル、コンプレックス

アンヘル氏はSanta Barbara県内のPena Blancaに拠点を置く輸出業者「San Vicente (サン・ビセンテ)」で15年ほど前からコーヒー産業に従事し、ここの品質管理責任者として世界各国のロースターやインポーターと生産者を繋ぐ役割を担ってきました。当時のSan Vicenteではスペシャルティコーヒーの取り扱いはそれほど積極的に行っておらず、現在流通している品質とは少し掛け離れたコーヒーの取引を主流としてきましたが、スペシャルティコーヒーの素晴らしさに着目したアンヘル氏が積極的に取り入れ始めたことをきっかけに、現在に至るまでホンジュラスコーヒーの生産から取引までをサポートしてきました。Santa Barbaraのコーヒーマーケットが賑やかになる時期には我々や各国から買付けのため訪れる客のアテンド、生産者との架け橋役を担い休むこともなく忙しい日々を送る傍ら、一生産者としては2007年に初めて購入した土地に「La Colmena」と名付けたコーヒー農園をスタートさせています。Red Catuai種だけを植えて始まったここでのコーヒー生産も2年後には自身初のスペシャルティコーヒー用のマイクロロットが仕上がるなど順調なキャリアを送り、2011年以降にはcoe(カップオブエクセレンス)に参加し功績を納めてきたことが評価され、以降クオリティの高いホンジュラスコーヒーの表現者としても重要なポジションを確立してきました。2018年にはSanta BarbaraのEl Doradoに土地を購入して生産者としてのキャリアの殆どを共にしたLa Colmena農園を手放し、新たに拓いたEl Escondido、El Itacyo、La Tigra、そして今回ご紹介するEl Tangoなど、多数の新規農園のプロデュースに注力しています。El Doradoに据えられた農園には、Pacas種をはじめ、SL種やGeisha種など様々な品種を植え、2021年に初のハーベストを迎えてから今日に至るまで素晴らしく安定したコーヒーを生産しています。現在のEl Tango農園では約2haほどの土地を使ったGeisha品種のみの栽培がなされていますが、同区画に今後開拓予定の土地が6haほどあり、開拓後はこの土地を使った別の品種の栽培、或いはGeisha品種の生産量を増やす見込みのようです。いずれにしても今後も彼の展望には我々も気に掛けずにいられません。毎年この国を訪れる度に我々をアテンドしてくれるアンヘル氏の品質への誠実さや生産者とのリレーションシップを大切にする姿に多く触れてきたこともあり個人的にも思い入れのある生産者です。Geisha品種特有の主張的で華やかなコーヒー。というよりは少し控えめで繊細な華やかさ、終わりまで綺麗な液体。Angel氏の人柄が体現されているようなコーヒーではないでしょうか。Santa Barbarを支えてきた表現者のコーヒーを是非一度手に取ってみてください。Angel Arturo Paz Ramirezさんのコーヒーは自身が品質管理責任者を務ている現地の輸出業者「San Vicente」によって弊社との取引がサポートされています。San Vicenteについてホンジュラス北西部の小さな街、Pena Blancaを拠点とし、サンタバルバラエリアで活動する生産者を中心に、現在では約400以上の農家と取引を行っています。各国から集まるコーヒーインポーターやロースターなどの来訪者への現地アテンドやカッピング、 取引までをオーナーのアンヘル氏を中心とした数名のSan Vicenteチームでサポートしています。
アンヘル氏やスタッフのベンハミン氏はコーヒー農園のオーナーでもあり、coeなどの国際品評会においても数々の功績を納めています。品質維持に不可欠な水分値や水分活性値など、品質管理を通して生産者へのサポートも行なっており、出荷されるグリーンコーヒーは水分値10〜11%、水分活性値0.40〜0.60awを適正として管理を行なっています。