ヌメ革を飴色にエイジング
2022.04.16
矢口です。
お財布、私は”壊れるまでずっと使う派”であります。
使っていたお財布も結構な年月を共にしてきましたが、昨日壊れた。
そこで、次に使いたいと決めていた「irose」のラウンドジッパー長財布ブラックカラーを買おうと考えていた。
(コンパクトなサイズの財布が店頭でよく動く中、自営業者の私は、領収書の回収と現金支払いがある為、長財布派)
しかし、数日前に同じお財布のヌードカラー=ヌメ革をお使いのお客様ご使用の美しい飴色にエイジングしたお財布を拝見。
ヌメ革のエイジングやっぱり好きだー!と言う観点と、この色がディスコン廃盤カラーである為、これが最後の機会だと言う思いから「irose」のラウンドジッパー長財布ヌードカラーをこの先数年の相棒に選びました。
今でも名刺入れとコインケースはヌメ革を使っている私、でも、メインとなるお財布は、25年以上前に使っていたドイツのヌメ革ブランド「BREE」やイタリアの「IL BISONTE」以来。
家のソファもヌメ革に近いレザーだったり、クッションカバーも「BrownBrown」の今は作っていない栃木レザーのヌメ革だったりと、ブラックレザーも好きなんですが、ヌメ革も大好き。
直前で方向転換し購入したヌメ革のお財布ですが、これからの色の変化が何だかとっても楽しみで新調直後ウキウキしております^^
そこで、ヌメ革を飴色にエイジングするおさらいを。
①ヌメ革を綺麗にエイジングさせる為には購入当初の下地作りが重要、ベースが出来ていればシミや汚れも付きにくく目立ちにくくなります。
②革というのは、動物の皮膚、人間が日焼けすると色が濃くなるように、ヌメ革も日焼けさせることにより色が濃くなり、革は摩擦による熱などで色が濃くなり、ツヤが出る。
③ヌメ革を綺麗にエイジングさせるには、日光浴させて、摩擦を起こす、これが1番の方法。
④色々なヌメ革の日光浴の方法がある中でも、早く色を濃くしたい場合は、先にオイルを塗ってから日光浴させると良い。
⑤オイルを塗り、柔らかな光か、強い日差しが当たらない日陰に置き、色むらが出ないように全面満遍なくローテンションさせつつ、オイルを塗り、乾拭きする。
⑥パンツのポケットに入れず、カバンに入れ持ち運び、手で良く撫でてやり、布で乾拭き・ブラッシング。
⑦特に購入当初は日焼けの下地を作るために入念に行い、また強い直射日光にあてるのはレザーが乾燥しすぎて劣化してしまうので避ける。
こんなイメージ。
今朝から早速、我が新たな相棒を朝の柔らかな日差しにあて、エイジング飴色への道を歩き始めました。
「irose」のラウンドジッパーロング財布とミディアム財布、未継続カラーのヌード、当店に1点づつ在庫がございます。
ヌメ革を飴色にエイジングされたい皆さま、どうぞ宜しくお願いいたします。