矢口です。
JR松本駅。
松本市の玄関口として年間600万人、一日当たり17,000人が行き来する場所。
写真は当店から徒歩3分のそちら。
松本駅前でお店を営んでいますと県外・国外の方にお立ち寄りいただく機会がとても多い。
観光や登山、街散歩にお越しの方はもとより、それ以外の様々な目的の方がいらっしゃる。
先日は福井県から、安曇野に引越しを計画され、雑木林に家を建てたいと泊まりでリサーチに来られていたアートデザイナーご夫妻に私の住む安曇野の良さを紹介をする。
「安曇野はとにかく気持ちの良いところです」、「便利も良い」、「雑木林の中に家を建てられたいのでしたらこのエリアが良さそうですね」と説明する私の言葉に真剣なまなざしで聞き入るご夫妻。
意気揚々と「次回はそのエリアを散策してみます!」と言ってお店を後にされた。
そう言えば、下諏訪に惹かれ那須から移住されてきたばかり、これから仕事をお探しになり長野ライフを楽しみたいと言うお若いご夫婦も少し前にいらっしゃいました。
( 今朝のTOKYO FMネイチャー番組
「いのちの森 voice of forest」にご出演されていたブッシュクラフト&イラストレーターのスズキサトルさんも東京から松本に移住された方、こんな方がいるとは存じ上げませんでした。)
昨日はアニメが好きだという韓国から来た青年二人が「君の名は」の聖地を巡り高山から松本へ。
日本のファッションも好きだと言う彼ら、当店でも服探しを楽しんでもらったのだけれど、二人ともアニメから学んだと言われる日本語がとても上手、普通に会話ができる、すごい。
「日本が大好きで、日本人になりたいです」なんて楽しそうに話す姿に、今両国に介在する政治的問題とヒト個人の感覚値とのギャップを感じ戸惑う。
国益が絡んでくると引くに引けないことは多々、ネットの掲示板には強い論調が溢れているけれど、人と人との良好な繋がり、相手のことを好意的に思う事の繋がりが大切だよなぁ~と言う思いが湧いてくる。
「好きが地球を救う」と言うこと。
近隣諸国と言う単位ではなく、日本人同士であってもある存在に嫌悪感を持てばそれに対しての思い全てがマイナスに落ちてゆく。
立場のある方々は相手を尊重する事以上に自分達の”正義”を守らねばならないのだから近隣諸国とのやり取りはそんな簡単な発想では行えないのだろうけれど、とにかく昨晩のお二人はとても好青年だった。
今朝のブログ、ちょっとだけ国家間の政治めいた記載もあり甚だ恐縮でございましたが、私が感じた事はそんなたいそうな事ではなくて、個人でも、お店でも、松本でも、長野県でも、日本国でも、お相手から「好きです」と真心で言われれば嬉しいと言う事。
嫌いと言われればその逆、人間きっとそんなもの。
「嫌い」なんて言葉を外に出す事は慎みたい、自己の行いを省みて。
JR松本駅近く、セレクトショップアナザーラウンジ。
さて、本日はどんなお客様が当店にご来店くださるのか?
日々のお客様との出会いと会話が私たちに様々な角度の事象に思いを巡らすきっかけを授けてくれます。