矢口です。
今、何気に流行っていると言われるインフルエンザに掛かったのか??と疑ってしまうほど昨日急に具合を落とし熱が出た。
幸いにも一晩休んだ今朝は頭痛やけだるさの名残りがあるものの熱も平熱に戻る。
風邪をひいたのか?はたまたイネ科花粉スタートの洗礼を受けたのか??分からないけれど、とにかく長いゴールデンウィークの始まったこのタイミング、今日もお店に来ることが出来、元気が戻ってきて本当にホッとしている。
今日はぼちぼちと参ります。
さて、現在進行中のTOWN CURATION企画でAALTOのヴィンテージ家具をPh.D.さんからお借りし入り口をディスプレイしている訳ですが、一昨年AALTOを掘り下げたAALTO好きの私としてはとても気持ちが高揚する素敵なエントランスになっていていちいち見ては惚れ惚れしております。
Ph.D.荒井さんと言えば、馬喰町に出来たミナの新店舗「ミナ ペルホネン エラヴァI」と「ミナ ペルホネン エラヴァ II」の椅子のファブリックの張り替えを一手になさり、今月末のクラフトフェア松本の期間にも松本にミナペルホネンさんで皆川さんとご一緒にイベントをなさるとか、第一線でご活躍なさっておりますね。
さて、こちらの壁につけた棚はアルヴァ・アアルトデザインによる、90年近く前の1930年代に製造された壁付けのドロワー。
デスクのように使ったり収納として使ったり様々なシーンでお使い頂けます。
経年で得たバーチの色合いが大変美しい逸品です。
販売価格20万円もする代物ですのでまずまず購入できないヴィンテージですが、棚として非常に良い存在感と使い勝手でこのままずっとお借りしておきたいほど^^
そこに当店所有の1950年代chair65と合わせましたが、これも良く似合う。
こちらは1940年代後半から50年代前半にFinsven社で製造されたスツール60、高さが低いのでキッズモデルか?
Finsvenは当時アアルトの家具をアメリカで販売する為にニューヨークに設けらた販売店名、その背景には第二次世界大戦が大きく影響していると言われております。
Finsvenの物は非常にレアでアアルトの家具の中でもトップピースとして扱われ、この頃製造はフィンランドから一時的にスウェーデンに移った時期でもあります。
その後ろにあるアルヴァアアルトによるデザインの192Aミラー、1960〜1970年代の製造。
シンプルでありながらも、大ぶりなミラーと四隅の組み木が印象的な192A。
そして、アアルト関係の本を置いた椅子は1940-50年代に製造されたチェア69、こちらも当店所有。
これまでの使用者によって全体的にニスが塗られ、経年変化のダメージとあめ色に変わった表情が見れば見るほど愛らしい一脚。
今だけ限定のこのコーナー、AALTOにご興味のある方もない方も是非眺め、座ってみて下さい。
そう言えばAALTOが開いた会社Artekの直営店Tokyo Storeが表参道エリアにオープンしましたね。
東京出張の折、近くを通った際に寄ってみたいと思います。