経験値
2019.06.11 10:06 writer yaguchi矢口です。
「学生時代にスポーツに打ち込む事の貴重な経験値」を改めて実感した週末。
先の週末は全国大会まで繋がる中学生球技、現3年生最後の大会、その初戦となる地区大会の応援に午前中行って来ました。
(※学生が写る写真の取り扱いについて、大会組織委員会から保護者に向けてSNSやネットへの掲載の注意事項が言明されておりますので写真を加工させていただいております。)
息子のチーム、同じ地区にとても強いチームがありこの一年ずっとずっと勝てず。
そのチームには確かなリーダーシップを持ったポイントガードと、動きの素晴らしいシューティングガード(共に地区選抜)、そして同じ中学生とは思えない187cmと183cmのツインタワー(共に県選抜)を擁しスラムダンクで例えれば山王高校ほどの外からも内からもゴールを狙える役者の揃った非常にバランス良きチーム。
そのチームに勝ちたい、勝って地区一位で次の大会に進みたいという強い思いを抱きこの一年練習に励んできました。
その中で”大人の事情”と言える問題で思うように練習や練習試合が出来なかった時期も長く、順風満帆なこの一年の部活環境ではなかった事もありました。
その膠着した状況を3年生が自分達の意思で学校に伝え、解消し、新学期4月からの新体制の下ここ2ヶ月で目に見える形で素晴らしいチームに成長した姿を私を含む保護者の皆さんも実感して臨んだこの大会でした。
そして迎えた決勝戦、結果としてはまたしても王者に一歩及ばず・・・惜敗。
しかし、最後まで手に汗握る接戦を演じてくれた3年生のガッツ溢れるプレイは本当に素晴らしく、その熱さがいつもボケボケと覇気の足りないプレイをして父である私に歯がゆさを感じさせていた2年生の息子にもしっかりと伝染、覇気と力強さ溢れ、オフェンス(ツインタワーを力で掻い潜りシュートを決めること複数)にもディフェンス(187cmにマッチアップ、4ピリ中相手のシュートを封じ込め、合格点を出せる仕事をした)にも集中力の高いプレイをしてくれた、それが本当に嬉しかった私でした。
次の大会、長野県中信地区大会に進んだ王者と我が校。
その裏には、敗者となってこの地区大会で中学部活が終わりとなった他校3年生の姿がある。
そこには、次の大会へ勝ち上がれなかった悔しさと打ち込んできた部活が終わってしまった事への寂しさ、これまでの厳しかった練習の風景や共に打ち込んできた仲間との絆など様々な思いが巡り自然と涙がこぼれる景色があった。
そしてサポートしてきた先生やコーチ、保護者の皆さんの感涙もあった。
「学生時代にスポーツに打ち込む事の貴重な経験値」を改めて実感した週末。
勝ち負けと言う勝負の世界、それに向けて励んできた毎日。
精神論や忍耐論が強く語られなくなった風潮を感じる昨今ではありますが、気持ちを込めて、思いを込めて励んだ学生時代のスポーツはここで綺麗な言葉を並べる必要が無いくらい彼らにとっては貴重な経験、人生に於いての支えとなることだろう。
その頑張った彼らの姿に私も熱いものを感じながら、息子とマンツーマンのこれからの練習カリキュラムを考えながらお店に向かう車を走らせたのでした。
追伸
まさに今対戦中のNBAファイナル第5戦、なんとここまで怪我で戦線離脱していたウォリアーズ、ケビン・デュラントが出てきて役者が揃った。
2クオーターが終わってウォリアーズリード!!
崖っぷちの王者、贔屓のチームのここに来てテンション上がりまくる今朝の私です。
ウォリアーズの3連勝祈願!!