矢口です。
今朝の天気図を見ると梅雨前線が消え、太平洋からの高気圧が日本列島に張り出している。
天気予報も明日から晴れマークが続き、気温も30度を超える予報だ。
「夏が始まる。」
写真は実家のひまわり。
夏の花はもうすっかり咲いているけれど、天気も気温も明日からようやく夏が実感できる様になりそうですね。
さて、写真家の石川直樹さんが今ヒマラヤに入り登山をされている、その様子を私はインスタグラムで拝見しております。
今回目指されていたのは世界第2位の高峰K2(8611m)。
2015年夏、石川さんはK2を目指しました。
K2は独立峰であるがゆえに天候の予想が難しく、ルートが厳しいことも相まって、世界で最も危険な山と言われていて、この回は山頂にアタック出来る条件が揃わず石川さんたちの隊はK2からの撤退、登頂できず。
そして、今2019年夏、満を持してリベンジに向かったけれど、今回もK2登頂を断念したという投稿が2日前にあった。
下述が石川さんの投稿。
「標高7800m、K2の最終キャンプに到達。深夜にプッシュをかけるも、難所ボトルネックの雪の状態が最悪で、撤退。斜面右側のトレースをたどって、落ちてきそうな巨大雪塊の下、左方がボトルネック。南南東リブを完全に登り切り、K2の頂上が間近に見えるショルダーの上まで来ることができたのに、無念なり…。もう一度トライするか、別の山に行くか、ベースキャンプでは、他隊も交えて喧々諤々協議中。マイク・ホーンはじめ、多くの隊は、あきらめて帰りはじめました。今年のボトルネック、やばいです。この3日間、名のあるクライマー、熟練シェルパたちが徹底的に突破を試みましたが、誰一人攻略できず…。一人も登頂者を出さずにシーズンが終わるのか。それにしても悔しいぞ。でも、まだまだ遠征は終われない!」(石川さんインスタグラムから)
石川さん、無念です。
でも、無理をせずの英断に安心。
石川さんにはこれからも極限に赴かれた美しい地球の景色を写真に写しとめていただきたい。
だから、無理の無き挑戦にエールを送ります。
下記添付の2015年K2挑戦動画も、リンク先Ama Dablam / Naoki Ishikawa動画もめちゃくちゃ綺麗、きっと仕事の間の清涼となります、チェックなさってみてください^^
石川さんと言えば、PLAUBEL makina 67(プラウベル・マキナ67)中判フィルムカメラで写真を撮られている。
しかも4台も所有する溺愛ぶり。
Plaubel makina67は、既に廃盤の中判フィルムカメラ。
「プラウベル」とは、本来はドイツのカメラメーカー。
「マキナ」というカメラの名前も、もともとは6×9判の蛇腹折り畳みカメラに使われていました。そんなプラウベル社ですが、1960年代以降は4×5や8×10などのシートフィルムカメラが中心となり、徐々に事業は縮小へ向かっていました。1975年。
そんなプラウベル社が、とある日本の企業に買収されます。それが、カメラ販売を手がける「カメラのドイ」だったのです。
この「カメラのドイ」の社長、土居君雄は、写真愛好家でもありました。写真愛好家としてカメラに一家言あった土居君雄は、それを機に「理想のカメラ」を世に出すことを試みるのです。もちろん、本来はカメラ販売店のため、開発ノウハウは所有していません。当初はドイツのプラウベル社に製造を委託することも考えたといわれていますが、最終的には日本のカメラメーカーに製造を依頼することとなります。ボディ製造を担当したのはコニカ。当時のコニカは「初のフラッシュ搭載コンパクトカメラ」Konica C35EFや「世界初のAFカメラ」C35AFのヒットで破竹の勢いを保っていたメーカー。
実はこのマキナの設計も、C35EFやC35AFと同じ技術者、内田康男が携わっています。そしてレンズには、日本製レンズの最高峰であるニッコールが選択されました。最高のボディと最高のレンズを組み合わせたカメラ。伝説のカメラ、プラウベル・マキナ67はこうして誕生したのです。(「理想の中判カメラ」Plaubel makina67は永遠により抜粋)
石川さんの撮られる写真はどれも素敵で、私もPlaubel makina67に憧れる。
でも、今中古市場では1台30万円以上するこのカメラを趣味で使うには高額過ぎて手が出ない。
おまけにフィルムも高く、現像代も高く、ランニングコストを考えると写真を商売とするのでなければ現実的に購入までは至らない。
それでも、それでも、石川さんの撮る写真を見てしまうと写真好きには気にならないという方が無理なカメラ。
石川さんの写真展で大伸ばしされた作品を拝見すると益々その素敵さを感じてしまいます♪
PLAUBEL makina 67(プラウベル・マキナ67)を含めた中判フィルムカメラ、今だ手を出した事がない私には永遠の憧れなのです。
追伸
北欧ヴィンテージ食器と雑貨のお店「kirsikka|キルシッカ」さん。
6年間、お隣さんとして楽しくお世話になっておりましたお店が先週末移転されオープンされました。
そして、オープンに合わせてスタッフ3人でお伺いして来ました。
新店舗の住所は駅前大通り、ハイファイブコーヒーさん直ぐ近く。
また、駅前大通りに素敵なお店が増えましたね^^
「kirsikka|キルシッカ」さん、移転オープンおめでとうございます。
「kirsikka|キルシッカ」
〒390-0811 長野県松本市深志3-1-4
TEL/FAX: 0263-88-8208
open: 11:00-19:00 close: 火・水曜日