矢口です。
2023年秋開館予定の松本市立新博物館、建築地。
今、その工事地の囲いには、松本市在住、漫画「WORST」「クローズ」の高橋ヒロシ先生と蟻ケ崎高等学校書道部合作のアートワークが描かれている。
このアートワーク、”街歩きを楽しむ”スポットとしてとても素敵な企画ですね。
コロナ禍の今、松本の街に人は歩いていないけれど、この囲いが取れるまでには観光客も含めた多くの方にご覧になっていただきたい囲いです。
そして、建築好きにとっても松本の街のど真ん中にコンセプトを持った現代の建築が出来る事は楽しみでもある。
元々、松本城観光の大型バス駐車場と幾つかのビルがあった場所の再開発で、昭和の時代の様に大型バスでの観光が無くなった今、その再利用地としては悪く無い場所であったであろう。
でも、”行政の箱物”に良しとしていない方々もいらっしゃるのも事実、最後の周辺写真にあるビルには建築反対の大弾幕が掲げられていた。
「市民と観光客が常日ごろから利用できる交流と活動の拠点となり、にぎわいの創出に寄与する建築を目指しています。」(公式サイトから転載)
大変恐れながら、建築の経緯や概要を知らない私が安易な意見をブログで述べるのも憚れる気持ちでありながら、上記の一文が真実の姿として街を明るく、そして市民や街に訪れる全ての人が休め憩える場所となってくれるのであれば、細かな経緯は分からないまでも、税金からのランニングコストも含め結果としては良しだと思う、都市の良好な新陳代謝。
市内に既にある、美術館も芸術館も私は松本の今と未来にとって有意義な施設だと思っております。
雄大な自然とコンテンツの詰まった街の極近しい距離感、古き良きものと新しき良きものの共存在、行政と企業、個人商店の融合、それが松本市の魅力の一端。
どんな建築が出来、どんな使われ方をするのだろうか??っと考えながら完成の日を待ちたいと思います。