矢口です。
曇り空と雲のフィルターで照度の押さえられた柔らかな朝日を受けて浮かび上がる北アルプス。
青空バックの快晴の日とは違う表情を見せる。
でも、決してぼんやりと浮かび上がるのではなく、これはこれで不思議な立体感があって美しい。
また別の日、全容が雲に覆われていて、山の一部しか出ていないところに太陽光が当たった時だってすごくカッコイイし、いつ見ても北アルプスは雄大です。
さて、どうにもコロナウィルスの広がりが気になってその辺のニュースばかりチェックするあまり視野の狭くなっている今日この頃。
そんな脳内環境の折ですので、今日のブログもどうでも良い私の話をひとつ。
車の写真は私の通勤途中にある巨大陸運会社の駐車場。
ここにはディーラーに納品される前の様々な国産車新車や、ボルボ、レンジローバー、ジャガー、ジープ、ルノー、そしてポルシェなどなど外国新車が一同に会し、丁度信号がある為、信号待ちをしている時に思わず眺めてしまう場所。
今日はたまたま真っ黒な最新カイエンとマカンと言う別世界の車が横並びになっていましたので、思わずカメラを出して撮影してみました。
こう見ますとこの2モデル、大きさは一回り違うけれど、デザインはまったく一緒なんだなぁ~、っとはじめて知る。
そんな写真のポルシェとは”月とすっぽん”のお話ですが、私が乗っている製造から11年、走行距離にして15万㎞(毎日の長距離通勤で直ぐに走行距離が嵩む)の愛車の車検が近づき、流石に故障も多くなってきて、パーツ交換も頻発する様になりました為このタイミングで新しい車に乗換えをすることに致しました、ランクル乗りの知人達からするとそんな青二才で乗り換えるのかと笑われるくらいの年齢と走行距離ではありますが。
タイトルの「心境の変化」とはその乗換えに当たって選んだボディカラーの事。
これまでは、新卒時に私の大学4年の必死のバイトで貯めた僅かな貯金と父の大きなサポートで購入したシルバーの車(その時私は黒のボディカラーにしたかったのですが、大株主である父が「汚れや傷が目立つ!」と断固反対されシルバーにした経緯)、次の車は絶対にブラックだと思いブラックにし、そして現在の車もブラック。
20代、30代、40代前半、完全に車はブラック派の私でした。
でも、今回選びました車はホワイト。
車に関して、これまでの私なら絶対に選ばなかったであろう自分の感覚の真逆にあった真っ白の車、ただそれだけの事ですが私からするとかなりの天地変動的感覚だったのです。
今回の車のセレクトには、なんだか白い車に対して「落ち着いた大人の品の良さ」と言うキーワードが自分勝手に抱いた事を自覚しておりますが、大いに抽象的な部分ですが年齢も含め今私が持ち合わせている感性、もしくは意識が黒から白へ変化しているからだと自己分析しました(でも、相変わらず服の選色はブラック主体なのですけれど^^)。
合わせて、2020年は私として大きなターニングポイントとなる年、心機一転の今の真っ白な心境が白の車をすんなりと選ばせてくれたのかもしれません。
納車まではあと約一ヶ月。
黒から白へ。
現車は小さい時分からの子供たちとともに家族みんなで楽しい思い出を作ってきた大好きな車。
そして今回購入した白い車も、これから10年、子供たちが成人するまで沢山の場面と共に乗り続けるであろう家族の車。
車社会の信州に於いては、車には共に過ごした思い出がいっぱいです。
これまでの15万Km、沢山の思い出を作ってくれた真っ黒な愛車とラスト1ヵ月、感謝と共に走りたいと思います。
それにしても年齢を重ねた宇多田さんの歌声は唯一無二、じんわりと気持ちに染み入ります。
とても良い歌、良い歌声、映像にも涙。