矢口です。
自宅が竣工して9年。
木と天然素材を上手に使って住宅を作られる設計事務所さまと私の思い描く箱像を時間をかけてお打ち合わせさせていただき建てた自宅は私をはじめ家族みんなとても気に入っていて毎日の生活をさせていただいていおります。
複雑な構造やお洒落なギミックは全くなく、シンプルな箱と言ったデザインではありますが、時間の経過と共に壁や棚、天井、そして床の木材に味わいが出てきてとても休まる空間だと感じています。
この経年の味わいに惹かれる感覚、私が歳を重ねたからでありましょう。
(歳を重ねると共に服にも同じ感覚を大切にしたい気持ちが溢れる、派手さよりも、着心地、素材感、経年を重ねて愛着となる作りの良さ。)
しかし、唯一我が夫婦が竣工当初から後悔していたのが調理器具、IHクッキングヒーターの事でした。
打ち合わせ当初はオール電化の一環として、また掃除のしやすさ、シンプルなデザインからIHで良いのではないかと思い進めた私、妻も私に任せていたところがあり進行。
途中、薪ストーブを導入する方向に変わりオール電化ではなくなることが計画段階で分かっていましたが、IHはそのままに進行した。
しかし、IHを使っているうちに「調理は火でやりたい」と言う思いが湧いてきた。
熱効率の良さ、調理の安全性、掃除のし易さ、ランニングコストがプロパンガスよりも安いなどIHにはメリットも多く、でも我が家では単純に火で調理したい思いが強くなったのです。
(我が家で9年使っていたドイツのキッチン機器メーカー Teka(テカ)IRS630(現行モデルの1型前のモデル)、もしご入用の方がいらっしゃいましたらお譲り致します。ガラストップには小傷やシミもありますが調子はバッチリです、お気軽にお問い合わせ下さい。)
でも、ガスに替えたい思いをずっと抱きながらも、ガスを導入する為には結構な費用が必要となるだろうと勝手に妄想し我慢、キッチンにイワタニのテーブルガスコンロを一台置いて、火で調理したい料理はそれでまかなう生活を続けておりました。
しかし、先日私が一念発起「よし、ガスにしよう!!」っと、お世話になった設計事務所さんに相談したところ、なんと意外「安曇野はプロパンガスになりますが、導入費用はほとんどのプロパンガス会社さんが無料でやってくれて、レンジトップの費用くらいを考えれば導入出来ますよ。」なんて軽やかなお答え。
えっ、我が家の長年の悩みが意外と安価に解決するのか!?
そうお聞きした私は早速安曇野の某ガス会社さんに連絡、「ガスコンロも当社が負担いたしますので、お客様の導入費用は無料です」との事。
ええええっ、導入費用0!!
そうなんです、プロパンガス業界さまは、顧客の確保が重要事項、月々の基本料金と従量単価(使用量費)で利益を出す経営システム、その為の新規顧客獲得にはどの会社様も至れり尽くせりの商習慣らしい(ガスコンロ本体の導入費用まで持ってくださるかどうかは多分会社様によりけり)。
その分、電気や都市ガスよりもプロパンガスはランニングコスト(長野県の平均が分かるサイト:月々の基本料金と従量単価(使用量費))が高いのです。
初回導入費サービスのプロパンガス契約に於いて途中解約が出来ないと言うようなデメリットがよくネット上に挙げられておりますが、私もこちらのガス会社さまと15年契約を交わし、途中解約の際は初期導入費を契約未了月の残価で計算した金額を請求されるとの事ですが、もしIHに戻すと言う事になればその金額を個人負担することになりますが、違うガス会社への乗換えならその新ガス会社さんが旧ガス会社さんから請求された費用を負担してくれるのが通例商習慣だそうですので、残価支払いの心配も過度にしなくても良い、15年の内にガスコンロなどが不故意で壊れ場合でもガス会社さんのご負担で入れ替えてくれると言うなんともありがたいご説明つき。
新築やIHからの入れ替えでプロパンガス導入のする時の大切な事に一つはやはり月々の基本料金と従量単価(使用量費)、ガス会社さんでこの金額は自由に設定できるみたいですので、なるべくお得な業者さんを選びたいものです。
プロパンガス業、あらまし。
と言う事で、昨日の休日はこちらの工事の立ち合いで一日、晴れて我が家のキッチンは長年切望していたガスビルトインコンロ(グリル無し、魚を焼く時は外デッキでこんなので焼いています、だいたい私の仕事)となりました!!
確実に月々の経費はこれまでよりも数千円増えることが予想されますし、無料という言葉の裏には予想だにしない落とし穴も隠れているかもしれません、が、でも導入費用を心配して躊躇していた手前、コストが全く掛からなかったのならもっと早くに確認し、お願いしておけば良かったと思った今回の私でした。
まぁ~、TekaのIH導入費用消化と言う事もありましたので、きっと丁度良いタイミングだったのでしょう今回が。
何事も経験ですね、勉強になりました。
追伸
昨日の下記ゲームも熾烈さと頭脳と技術が光るギリギリの激闘、面白すぎました。
クリッパーズがナゲッツに負けるという私的にまさかの波乱もあり、何が起こるのかわからない、これまたバスケットの面白さなのです。